コンセプト
茶庭の露地と灯り
DESIGN
デザインコンセプト
京都の伝統文化として育まれ、客人をもてなす「茶庭」の文化をモチーフに、ロビーラウンジには茶室へと続く「露地」を表しています。その仄暗い露地を茶室である客室へと提灯の灯りに導かれ、茶庭の佇まいと「灯り」の演出が一連の流れで続くことで、京都らしいここにしかない世界観に浸っていただけます。本質的価値を追求するため提灯、石畳、天井の格子にこだわり、エントランスからエレベーターホールまでのアプローチは石と灯りを主に展開し、個々のデザインはプリミティブな表現手法を用いています。
照明には、祭りの提灯をモチーフにした特注製作の灯りを用いています。祭りの風景をイメージし、高さをランダムに配置しています。全体空間に馴染むように、優しい温かみのある照明の光り方を追求しています。
地面を掘り込んだ空間に石を積み、中庭に石を配置しています。一階部分が半分地下に潜っていることから、その半地下を活かすため、石積を用いて半地下の雰囲気を残しました。そこに提灯の明かりを取り入れ、石積の美しさをロビーのデザインに取り入れています。
日本らしい空間を想起させるデザインとして格子天井を採用しました。日本の古くからある格子天井の素材にアルミを用い、その素材感を活かすことで、より現代的なデザインとなっています。
フロントカウンターは、土台は石を積み上げて、天板には高級感のある無垢のイチョウの木を載せています。同様にフロント前のベンチも大きな石の上に木の丸太をのせただけのシンプルな表現としました。木そのものの魅力を感じていただくため、貴重な一本もののイチョウの木をベンチとして使用しています。
日本の「用の美」
GUEST ROOM
客室
客室は15.8〜42.56㎡の全166室で、1〜3名まで多様なグループでの滞在ニーズに応えられるダブル、ツイン、トリプルの3タイプをご用意しております。共用部と同じ行灯をモチーフにした照明で照らし出す客室の中には、テーブルと収納を兼用する「道具箱」を備え、茶器や客室備品をすっきりと収納できるようになっています。整理整頓や省スペースに長け、簡素で飾らない道具に美しさを見出す、日本人の価値観を体現しています。
旅の記憶に残る
「味覚」の体験
RESTAURANT
レストラン
京都産の炊きたて白米や白味噌を使った具沢山のお味噌汁、地元の老舗豆腐屋さんが作る南禅寺とうふなどブッフェスタイルでご用意いたします。そのほか、多彩な京風おばんざいやお漬物、和スイーツなどもご一緒にお楽しみいただける「和」の朝ごはんをご堪能ください。
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